定年後の充実した生活のために、働く場所、ビデオの編集や読書会など、人の集まる場所をもつ住居に建て替えたのがこの住まいです。居間の一部を引き戸で仕切り、日常の生活の場所をゆるやかにわけています。
同時に、高齢になっても自宅で自立して暮らすために、水回りの建具を取り外してワンルームになるようにしたり、加齢に応じて住み続けるように考えています。
土や木、和紙など、時を刻み、手の感触を大切にする素材で空間をつくり、土系のタイルで仕上げた土間は、冬は太陽の熱を蓄熱し、梅雨時は湿度を調節して、エネルギー消費を抑える工夫をしています。
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